今日は日本株 - ルネサス、河合楽器、MTG

今日の日経平均は3日ぶりに反発です。172.05円高（0.82%）の21,205.81円で終了です。米中貿易協議に進展があったようなニュースも流れていましたが、様子見で上値は重かったという感じでしょうか。

27日の木曜日にはインフィニオンの株価が大きく下落したようです（8.6%下落）。インフィニオンはドイツの半導体メーカーで車載用マイコンなどが強い会社です。通期の業績見通しを下方修正したようですね。中国での自動車販売の減少傾向が強まったとのコメントがあったようです。

車載用マイコンということでルネサスが浮かんできます。ルネサス（6723）ももちろん下げました。昨日の終値は510円で、本日は少し戻して512円で終わっています。400円が見えてきたらエントリーするかもしれません。だた、ルネサスは成長の方向がなかなか見通せないんですよね…。ちょっとした戻り狙いというところでしょうか。

昨日の木曜日の話ですが、河合楽器（7952）が大きく下げました。14.8%超の下げです。水曜日に発表した中期計画の数値目標がネガティブ視されたという説明ですね。10%くらい下げてたところで思わず拾ってしまいました…。本日も場中安くてハラハラしましたが、終値は58円高（2.06%）の2,875円でした。まだ含み損状態ですが、来週に期待したいと思います。

一応、中期経営計画を見てみました。2027年の創立100年を見据えた第6次中期経営計画（2019年～2021年）です。『成長の為の更なる基盤強化』という位置づけのようで、成長投資を積極的に展開するという意図が感じとれます。ちなみに、第7次は『成長の加速』、第8次は『未来への展開』です。

業績目標としては、2020年3月期の売上高が730億円と2019年3月期の見通し725億円から微増との目標です。営業利益・経常利益は、31億円・31億円と2019年3月期の見通し37億円・39億円から減少する目標です。2021年3月期も36億円・36億円と、2019年からみて減少の目標なのでこのあたりが嫌気されているのでしょう。

正直、河合楽器の将来性はわかりませんし、成長戦略としては中国への依存度も大きそうなので、安心して長く持っている気にはなかなかなりませんが、しばらく様子を見ていきたいと思います。

それはそれとして、MTG（7806）です。引け後に『通期業績予想の修正に関するお知らせ』を出しました。売上高700億円の予想を510億円に大幅下方修正です。これに伴い、営業利益は98億円の予想から10憶円へ、経常利益は100億円から12億円に、いずれも大幅下方修正しています。『ReFa』に関し、中国の新EC法の影響で中国人インバウンドの売上が大きく減少し回復する見込みが無いことが理由のようです。

『業績修正 説明資料』も見ましたが、嫌な予感しかしないですね…。RIZAPに続く塩漬け銘柄となってしまいそうです…。

上の方でルネサスについて400円くらいで拾おうかというような話を書きましたが、MTGと同様な運命をたどりそうな気がしてきました。ときめくかどうか自分で自分に良く聞いてみたいと思います。