catsand’s blog

米国株、日本株、ETF、ロボ運用など投資について書いていきます

やっぱり半導体 - 太陽日酸

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今日はおやすみ猫です。私も相場も動きがなくてお休み状態です。と思っていたら最後にするっと下げましたね。そして米朝首脳会談は合意見送りとのニュースです。明日の相場に影響出るでしょうか…。

 

ということで、今日は太陽日酸(4091)を見てみたいと思います。半導体株というよりも化学材料系なのかもしれませんが…。

 

太陽日酸は、産業ガスで国内首位です。なぜか魔法瓶のサーモスもやっています。

2月5日の決算発表では、2019年第3四半期累計で、売上高約5,180億円(前年同期比9.9%増)、営業利益約447億円(同3.4%減)、純利益約272億円(同31.9%減)となっています。投資が嵩んで減益のようですが売り上げは順調に伸びています。

ちなみに、今期の業績予想は上方修正していて、同時に中期経営計画 Ortus Stage 2 の目標を見直しています。修正した計画では、20年度の売上高を9,100億円に、コア営業利益を1,000億円に引き上げています。4年間の投資額も1兆円超に引き上げですね。

中計の修正は、Praxair社の欧州事業買収やLinde社の米国HyCO事業賠償の影響で事業規模が大きく拡大することを理由にあげています。

産業ガス業界は寡占化が進んでいるようで、同社の統合報告書によると、仏Air Liquide社、独Linde社、米Parxair社、米Air Products社、および太陽日酸の5社がTop5だそうです。海外のガスメジャーとどのように伍していくかが今後の注目点というところでしょうか。M&Aにも注目ですね。

統合報告書をまだ読み込んでいないですが、第一印象としては、マネジメントの顔がたくさん載っていますね。IRも丁寧ですし、好印象です。太陽日酸の提供している酸素や窒素などの産業ガスは半導体生産に欠かせないものですが銘柄としてはいままでなじみがなかったです。ちょっと勉強してみます。

 

なお、サーモス事業の方は、今期累計売上が216億円で前期比9.9%増。営業利益も72億円で12.4%増です。サーモスは太陽日酸の前身日本酸素が魔法瓶を開発したことに端を発するようですね。