catsand’s blog

米国株、日本株、ETF、ロボ運用など投資について書いていきます

やっぱり半導体 - アドバンテスト

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今日は背中を揉む猫ということで…。

 

さて、昨日も東京市場は安定してました。大きく下げないと買いにくいですね…。

ということで、今日は、半導体株の一員、アドバンテスト(6857)について書いてみたいと思います。

 

アドバンテスト半導体の検査装置を製造・販売している会社です。米テラダイン社とテスター市場を二分しているビッグプレイヤーです。株価も2,500程度で、こちらは懐に優しいですね。

 

1月30日に発表した決算は、2019年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益が前年同期比5.7倍の557億円に急拡大となってます。通期の同利益も予想の545億円から640億円に上方修正してます。今年度は絶好調です。今四半期の連結税引き前利益も前年同期比6.1倍の206億円に急拡大。おまけに増配です。

売上高も順調に伸びていて、第3四半期も749億円で前年同期に比べて47.3%の増収です。受注も伸びてますね。同四半期が627億円で前年比10.5%の伸びです。

IRも充実している方ではないでしょうか。決算説明資料もスライドのほかノート付きのものを公開していますし、質疑応答要旨も載ってます。音声配信もありますね(動画じゃないところが渋い)。

業績の概要を見ると、他の半導体製造装置関連の会社と同じく、米中貿易摩擦による投資意欲減退の影響やメモリの不振によるメモリ・テスタがだいぶ落ち込んでいるようですが、SoCテスタについてはスマホの高性能化を背景に好調という説明です。来年度は顧客の在庫調整や投資意欲減退の影響でSoCテスタについても楽観していないようですが、よく見ると、SoCテスタのシェアが2017年度の30%から2018年は50%程度に伸びているようです。

半導体の高性能化は引き続き続いていくことを考えると、テスタの高機能化・高価格化も同じように続くということでしょう。シェアアップも含めて考えるとなかなか面白いかもしれません。2019年度は他の半導体製造装置メーカーと同様に厳しい状況があるかと思いますがどのような株価の動きをするのか引き続きウォッチしたいと思います。

 

追伸:質疑応答を見ていたらマイクロLEDの話が載ってました。まだ技術開発途上だが今後力を入れようと思っているとのこと。マイクロLEDはテーマとしてウォッチしたいと思っているものなので、改めてどこかで書いてみたいと思ってます。