catsand’s blog

米国株、日本株、ETF、ロボ運用など投資について書いていきます

今日は日本株 - 三洋化成

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今日の1枚。リクちゃんお休み中です(^^)。なんだか、ベターっと寝るんですよね。

 

とりあえず米朝首脳会談を終わってイベント通過の週末です。だいぶ円安に振れたことで先週末の金曜日は日経が大きく上げました。さっそくトランプ大統領はドル高を牽制する発言をしているようですが…。こうやって、うまく市場をつっつきながらコントロールしているのであれば恐るべき手腕ということになるのでしょうが…。

 

さて、今日は三洋化成工業(4471)などをいってみたいと思います。東証1部上場の中堅(?)化学メーカーです。先週末の株価終値は5,430円でした。100株で50万円を超えてしまうので私の基準ではあまり買わない銘柄なのですが…。

 

三洋化成といえば、私のなかでは全樹脂電池です。全樹脂電池は、リチウムイオン2次電池の一種なのですが、電極を含めほぼすべてを樹脂で形成するものです。製造工程が簡略化しやすく低コスト化が見込めるのと、金属を使わないことから安全性の面で優位性があるといわれています。

 

慶應義塾大学の堀江英明教授と共同開発を行ってきていたのですが、先月には、堀江氏教授が昨年立ち上げたAPB株式会社に出資して子会社化するというニュースが流れていました。APB株式会社は全樹脂電池の量産技術を確立することを目指している会社で、三洋化成も本腰を入れて量産体制を構築しようとしているようです。堀江教授は日産自動車のご出身だっと思いますので、電気自動車への展開なども連想してしまいます。

 

ここ1年ほどの株価は4,500円から6,000円のレンジという感じでしょうか。2月4日に発表された2019年3月期第3四半期の決算は累計の連結経常利益が前年同期比10.7%増の123億円に伸びています。通期計画の145億円に対する進捗率は85.3%です。売上は累計で1,232億円と同期比で2%増です。業績順調といって良いでしょう。ただ、決算説明資料を見ても、全樹脂電池の話は出てきませんね。会社のリリースも見つかりません…。見つかったのはロゴ変更のお知らせでした…。2027年までの中期経営計画では、新規事業のところで『新型リチウムイオン2次電池』というのが出ていますが、こちらもあまり詳しい情報は見つかりませんでした。

 

2次電池関係はいくつか銘柄持っておきたいのですが、王道の全個体電池銘柄あたりを狙うか、三洋化成のようなブレイクスルーの可能性があるところを狙うか、もう少し株価とニュースをウォッチしながら様子を見たいと思います。

 

週明けも円安続くようなら東京市場は安泰そうですね。全然さがらないので買えない日々が続きます。私もリクちゃんと一緒にお昼寝します。