今日は日本株 - ソフトバンクグループ
ソフトバンクグループ(9984)の決算説明会の動画をやっと見ました。孫さんの話しは面白くて毎回楽しみにしています。前回の動画ではWeworkの説明が印象的でした。
さて、今回の説明会ですが、やはりNVIDIAの取引が面白かったですね。NVIDIAの株価は2016年始めから2018年10月頃まで絶好調でした。従来から手がけていたゲーム用などの画像プロセッサがAIの機械学習用途に見事にハマって大きく業績を伸ばした結果でした。
ソフトバンクグループは2016年の12月に平均105ドルでNVIDIAの株式を取得したようです。2018年10月頃には株価は281ドルまで上昇しました(約3倍)。しかしながら、昨年末の株安を受けて2018年末頃には134ドルまで急落します。
株主であるソフトバンクグループは当然大きな評価損を抱えていると心配されていました。実際、計算すると約4,000億円の評価損相当とのことでした。
しかし、実際はデリバティブを駆使し損失を限定したうえで、大幅な利益を得てすでにExitしているということでした。正直このあたりの説明は完全には理解していないのですが、NVIDIAの株価が天井にあったころにデリバティブできちんと保険をかけていたようです。さすがです。
振り替えてみると、ARMを買収したタイミングもイギリスがEU離脱を決めてポンドが売られていた頃でした。どうせ買うならベストなタイミングだったんではないでしょうか。孫さんの勝負師としての凄みすら感じるところです。
さて、その他では、SBGは完全に持ち株会社になったことを強調されていましたね。そして持ち株会社としての企業価値は今の時価総額よりもはるかに大きいことを力説されていましたね。『24 - 4 = 9?』ということらしいです。
もう一点は、『AIが全産業を再定義する』ということも強調されていました。ここ最近ずっとおっしゃってます。インターネットは広告業と小売業を再定義しましたが、AIはそれにとどまらず全産業を再定義するということのようです。因みに、いずれにしても全てに関わる半導体は常に安泰と勝手に思っています。
非常に面白く楽しませてもらった決算説明会の動画ですが、困るのは動画を見てしまうとソフトバンクグループの株を売るのがもったいなくなってしまうことです。
今週はきっと売ります…^^;