catsand’s blog

米国株、日本株、ETF、ロボ運用など投資について書いていきます

今日はソフトバンク

本日の東京市場日経平均は0.14%の小幅上昇、TOPIXは0.75%の小幅下落となりました。場中の11時頃からトランプ大統領の一般教書演説がありました。今日は日中あまり株価を見れなかったのですが、あまり極端な反応は無かったようですね。

 

さて、今日は何と言ってもソフトバンクグループ(9984)の決算発表でした。2019年3月期第3四半期累計(4-12月)の純利益が前年同期比52%増の1兆5383億円に大幅拡大したようです。売上高は5%増の7兆1684億円ということですが、すでに純粋持ち株会社かつ投資会社となったSBGにとっては利益幅の拡大の方が重要でしょう。

説明によればソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)などの株式評価益などが寄与したようです。また、心配されていた主要投資先の米NVIDIAの株価下落の影響はデリバティブを使い評価損失の過半を相殺したようです。因みにNVIDIAの株価は2018年10月に$281を付けたあと急落し$140程度まで下落したりしていました。約$40億の評価損が発生したものをデリバティブにより約$11億まで圧縮できたとのことです。

ARM事業が減収だったのが気になりますが、まずは文句の無い決算という感じでしょうか。

話は逸れますが、ARMといえば、2016年にSBGがARMを買収するというニュースを聞いたときの衝撃は忘れません。SBGに注目し始めたのもARMの買収がきっかけです。ARMは確かにCPUコアとして圧倒的な存在感を示していましたが、IPだけを販売するビジネスモデルの影響もあり、売上規模もそれほど大きくなく、正直地味な印象を持っていました。ところが孫さんには全く別の景色が見えていたんですね。

NVIDIAがAI関連でいまほど注目されるようになったのも感慨深いですが、こちらは別の機会に書きたいと思います。

さて、本日のSBGの終値は0.55%上昇の8,462円でした。昨年10月の高値は11,000円を超えるところまでありましたのでまだまだ上を目指してもらいたいところです。本日のPTSでも上げているようですので、明日も順調な展開になると思います。利確してしまいたくなると思いますが、悩むところです。決算発表のライブ配信は見逃してしまったので、明日確認したいと思います。

 

その他ですが、昨日堅調な決算を発表したSUMCO(3436)は1.63%の上昇、一昨日に好調な決算を発表したレーザーテック(6920)は、昨日も上げて、今日も4.70%の上昇です。私のうっかり銘柄SCREEN(7735)も3.66%の上昇と戻ってきました。レーザーテックの決算説明資料はまだチェックしていませんでした。明日確認しておきたいと思います。

 

全体的には日米市場ともに、なんとなく楽観の雰囲気が強くなってきましたでしょうか。HYGも下がりませんし…。こんなときこそ警戒のときですね。