今日は日本株 - グレイステクノロジー
先週金曜日の米国市場は結局上げて引けました。ダウが0.44%上昇の終値25,942.37ドルでした。一方、米中貿易摩擦の方は、結局合意に至らず、米国は第3段の関税を10%から25%に引き上げるとともに第4段の関税も検討しているようです。まあ、そもそも簡単には解決しないのでしょうが、楽観期待を裏切ったここ2,3日の動きを来週の市場がどう見てくるのか興味深いところです。先週の下げはそこそこ大きかったですが、『なんとかショック』というようなレベルでは無く、本格的に下げるならまだこれからという感じもします。
この下げ相場で、米国ETFがやっと買えました。一定割合下げたら買うように指しているのですが、今年は2月の下げでAmazonを買えただけでしたが、QQQとSMHも購入することができました。今年、あと何回それなりの下げがあるのかわかりませんが、2,3回は期待したいところです。
日本株は個別株で売ったり買ったりしてあそんでいるので、下げ相場ではとんでもないことになります。そんな中、ちょっと触り始めたグレイステクノロジー(6541)の決算発表がありました。グレイステクノロジーは、産業機械のマニュアルの作成・管理・運用システムなどのサービスを提供している企業です。旧社名の『株式会社日本マニュアルセンター』が業態を如実に表していると思います。
さて、決算ですが、2019年3月期の経常利益が前期比38.7%増の5.7億円で着地。2020年3月期の経常利益も前期比30.5%増の7.4億円に拡大を見込んでいるようです。6期連続増収、8期連続増益の予想です。順調ですね。決算説明資料はまだ公開されていないようですが、クラウド型マニュアル管理システムの『e-manual』などが好調だったようです。
マニュアルの電子化・クラウド化は製造業が抱える大きな課題だと思う一方、そこに適切なサービスを提供していく会社というのはかなり珍しいのではないでしょうか。週明けの市場の反応が楽しみです(ちなみに、先週金曜の終値は1,942円)。引き続き注目していきたいと思います。
やっぱり半導体 - SUMCO
久しぶりにコタちゃんとリクちゃん登場です。コタちゃんがリクちゃんに愛の毛づくろい中というところでしょうか。
日経はどんどん下がってますね。今日も200円超の下げで終値は21,402.13円でした。ここ3日間で900円程度下げてますね。昨日のダウは0.01%の上昇と踏みとどまったのですが、どうも日本株は大きく影響を受けてしまいます。米中貿易交渉がはっきりしないと難しいですね。
久しぶりの下げなので、個別銘柄拾うには良いタイミングという考えもできそうで、私もチョコチョコ拾いましたが、拾うのが早すぎたかもしれません…。
さて、半導体関連ではSUMCO(3436)の決算がありました。2019年1~3月期の連結決算は純利益が前年同期比3%増の131億円で堅調な推移だったようです。売上高は6%増の821億円です。2019年1~6月期の業績予想も同時に発表され、売上高が前年同期比1%減の1581億円、純利益が16%減の236億円、とのことでした。相変わらず直近の半導体需要はパッとしませんが、会社側は下期から20年にかけての需要回復を見込んでいるようです。今日の株価は朝方プラスのタイミングもありましたが、全体の下げに影響されたのか、1.20%下落で終値1,314円でした。なかなか浮上しませんね…。
同じく半導体ウェハの信越化学(4063)も2.07%下落の9,555円で終わってます。ここ3日で、10,500円程度の水準から10%程度下がりました。8,000円程度まで下がってくれれば喜んで拾うのですが、なにせ単価が高すぎます。なんとなくコンセンサスになっている下期からの半導体需要の回復シナリオが崩れれば手が届くところに来てくれるかもしれません。
決算といえば、ソフトバンクグループ(9984)も決算発表ありましたね。もうだいぶ前に利確してしまったので、決算発表は見ないようにしてますが、好調だったようですね。ここ3日の株価もあまり下がらず頑張っています。こちらも、8,000円台まで下がってくれれば喜んで…。
令和最初の取引です。
昨夜の米国市場はトランプ大統領のツイートを受けてもそれほど下げませんでしたが、日本はズルズル下げちゃいました。日経平均は、330円超下げて、22,000円割れです。下げ幅は1.51%程度なのでショックという程でもないですが…。10日までダラダラと下げそうです。
一部には10日までに米中電撃合意を予測する向きもありますが、基本は警戒モードということでしょう。
さて、私は、いつもの悪い癖で下げた銘柄拾ってしまいました。コマツ(6301)です。今日は10.06%下げました。
その他、安川電機(6506)やアンリツ(6754)も狙ってましたが、下げ足ら無かったですね。
明日以降に期待です ^_^
あ、明日はSUMCO (3436)の決算も有りますね 。こちらも要チェックです ^_^
いよいよ連休も終わりです
いよいよ連休も終わりますね。祝賀ムードで無難に過ぎた10連休でしたが、連休最後になってトランプ氏が話題を作ってくれました。対中関税を25%に引き上げるとツイッターでつぶやいたそうです。
どうでしょう、下げるでしょうか。まずは、今夜のNYです。下げたら久しぶりの買場ですね (^^)
資産運用見直し - 次は積立て
次は積立です。こちらはiDeCoの他に個人で退職金・年金を積み立てるイメージの部分です。今まではWealthNaviなどで積み立てていた部分です。手数料が高いため見直しです。
WealthNaviと全く同じポートフォリオを自分でETFを買って作れば簡単なのですが、ドル転したり、購入株数を計算したり、分配金の再投資したり、というのが面倒なので、松井証券の投信工房で代替できるポートフォリオを作ってみます。
ポートフォリオの基本は『楽天・全米株式インデックス・ファンド』にしてみます。リスクをとる部分としては全世界株式、全世界先進国株式、などでも良いのですが、全世界株式や先進国株式のインデックス投資信託であっても全米株式の影響を大きく受けるので、それであれば相対的にパフォーマンスの良い全米株式にしようかという考え方です。
松井証券のページによると、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』のリターンは8.4%、リスクは20.8%、信託報酬は約0.17%ということです。信託報酬は申し分無くお安いですね。2σまでみると、8.4%-(20.8%x2)=-33.2ということで、1年間に100万円が66.8万円になるまで暴落することに精神的に耐えられればこれで良いという感じです。
直観的には、33.2万円の下落はちょっと慌てるレベルな気がします。66.8万円となると、気持ち的には半値が見えてきてしまいますし…。まあ、20万円程度のマイナスであればまだ耐えられる感じでしょうか。
ということで、リスクの低い投資信託をもう一つ選びます。今回は『たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>』を選んでみました。ここの部分は、現金でも、国内債券でも、なんでも良いのですが、気持ち的に少しはリターンが欲しいために先進国債券を選んでいます。それから、全体的にドル建てでの運用となるので、為替リスクを避けるため為替ヘッジ有りを選びました。
同じく松井証券のページによると、『たわらノーロード先進国債券<為替ヘッジあり>』のリターンは1.8%、リスクは4.4%、信託報酬は約0.22%ということです。こちらの信託報酬も十分お安いと思います。
あとは両投資信託の割合を変えて、心穏やかに過ごせるリスクのところを見つければポートフォリオ完成です。
結論としては、米国株式60%、先進国債券40%の組合せにして、リターン5.7%、リスク13.7%、信託報酬約0.19%というところに落ち着きました。2σまでみたときの下落は21.7万円まで覚悟するという感じです。
どうでしょう、シンプル過ぎる気もしないでもないですが、リスクとリターンと信託報酬はそこそこ良い感じのところに収まってると思います。いろいろなポートフォリオで同じようなリスクとリターンを実現できると思いますが、シンプルにすれば信託報酬も安く収まるでしょう。
しばらく、これを基本に流してみたいと思います。
資産運用見直し - まずはiDeCo
さて、皆様、いよいよ平成も最後の一日になりました。私も今日からお休みです。せっかくのゴールデンウィークなので『令和』の時代に向けて資産運用の見直しをしてみたいと思います。
まずは確定拠出年金(iDeCo)です。iDeCoは前職の会社員時代から始めていまも限度額一杯積み立ててます。2000年代から始めて、リーマンショックなどがありましたが、累積で概ね50%の評価益、運用利回りは年5%強という感じです。まさに、想定どおりの働きをしていてくれているという印象です。
(1) 三菱UFJ外国株式インデックス
iDeCoはだいぶ昔に始めたので保有している投資信託についてあまり関心を持っていなかったのですが、(1)の信託報酬見てみたら0.85%超でした!。(2)は0.7%超、(3)は0.68%超!。なんだか超絶高いですね。何か見るとこ間違っているのかしらと思うほどです。(1)で言えば、同等の投資信託をSBI証券のiDeCoで買えば信託報酬は0.12%程度です。
今まで放っておきましたが、早速、運営会社を変更します。
併せて運用商品も検討し直そうと思います。毎月積み立てでリスク分散できますし、これからの運用期間も長期にわたるので、基本的にはリスクを目いっぱい取ってしまって問題無いような気がします。そうすると100%を株式インデックスでOKでしょう。全世界株式のインデックスを買うか、先進国株式のインデックスを買うか、全米国株式のインデックスを買うか、といったところが検討対象でしょうか。リスクとる方向でいくと全米国株式のインデックス(楽天VTIとかS&P500に連動する投資信託とか)で行くのが一番リターンが大きそうです (^^)。
やっぱり半導体 - アドバンテスト、日立ハイテク、東京エレクトロン、信越化学
とうとう平成相場が終わりましたね。今週はいろいろと心配されましたが、それほど波乱も無く終わったといったところでしょうか。日経平均の終値は2万2258円でした。昭和の末(1989年1月6日、3万0209円)から7950円(26%)下落したそうです。
さて、連休前にもいくつか決算発表が出てきました。半導体関係では以下のようなところでしょうか。
まずは、信越化学(4063)。2019年3月期の連結経常利益は前期比22.0%増の4153億円で2期連続で過去最高益を更新とのことです。2020年3月期の業績見通しは開示しなかったようですが、半導体ウェハ事業に関しては「調整局面にあるが、在庫調整は進んでいる」との説明でした。半導体ウェハの値上げも浸透したようで前期は好調でしたが、今期は在庫調整次第という感じです。
東京エレクトロン(8035)は、2019年3月期の連結経常利益が前期比14.6%増の3216億円に伸びましたが、2020年3月期は前期比31.6%減の2200億円に落ち込む見通しとのことです。今期の業績は厳しくなりそうです。決算説明資料によると、2019年の半導体製造装置の設備投資は前年比15%~20%の減少を見込んでいるようです。ただし、在庫調整は順調に進みNANDは年後半、DRAMは2020年初頭からの回復を見込んでいるようです。
日立ハイテク(8036)も決算発表ありました。こちらも、前期は順調、今期は減益の予想です。2019年3月期の連結税引き前利益は前期比16.5%増の647億円で、2020年3月期は前期比13.5%減の560億円に減る予想です。
もう一つ、後工程製造装置のアドバンテスト(6857)です。2019年3月期の連結税引き前利益は前期比2.7倍の662億円に拡大しましたが、2020年3月期は前期比53.2%減の310億円に大きく落ち込む見通しです。
どこも、前期順調、今期(大幅)減益という感じですね。市況の予想としては在庫調整が進んで2019年後半からは回復を見込んでいるというところがコンセンサスのような感じです。さて、連休後の決算発表でこのシナリオが確認されるのか、もう少し厳しい評価がされるのか興味深いところです。個人的にはもう少し調整してくれて買場になってくれればと思っています。