catsand’s blog

米国株、日本株、ETF、ロボ運用など投資について書いていきます

SONYの決算とAmazon下落

さて、SONY(6785)ですが先週の金曜日(1日)に2019年3月期第3四半期の決算を発表しました。第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比30.2%増の8990億円と増益でした。一方、通期の同利益を従来予想の9750億円から9500億円に2.6%下方修正しました。通期の連結最終利益は7050億円を8350億円に18.4%上方修正しています。

決算説明会の資料を見ると、ゲーム・音楽のコンテンツ事業が好調な一方、半導体事業の利益見通しを1400億円から1300億円に引き下げたています。半導体事業は、スマホ減速の影響を受けた格好です。

半導体事業をもう少し詳しく見てみると、第3四半期の前年同期比売上は2,509億円から2,303億円へと約8%減少、同営業利益は606億円から465億円へと約23%減少しています。第3四半期累計でみると、売上は6,836億円から6,870億円とほぼ変わりませんが、営業利益は1,654億円から1,236億円と約25%減少しています。第3四半期の減速が大きい印象です。

気になるのは来期以降の動向ですが、スマホは減速の一方、複眼化は進展するものと思われます。スマホ出荷台数の横ばいまたは微減は複眼化によって克服される可能性があります。一方、スマホ以外の用途は自動車、ドローン、産業機器といったところで増えていく一方であり、同分野で過半のシェアを有しているSONYの今後も安泰といったところでしょうか。

SONYの全体売上のうち半導体事業の売上は1割程度であり、半導体関連株として見るのは難しところですが、引き続きイメージセンサー関連のニュースに対する感応度などウォッチしていきたいと思います。

 

話は変わりますが、1日のNY市場でAmazon(AMZN)は5.38%下落しました。31日に発表した決算では、2018年10~12月期決算の純利益が前年同期比で6割伸びる好業績だったが、売上高見通しが市場予想に届かなかったことなどを嫌気され大幅下落した形です。

米国の個別株には基本的に手を出さない方針なのですが、いくつかの銘柄は誘惑に負けて手をだしてしまています。Amazonも売ったり買ったりしているのですが、昨年の末から再び手を出しています。毎月一定株数購入して積み立てていくのが基本方針なのですが、しばらくは全体相場もAmazonも不安定になるという前提で、株価が大幅に下落した月のみ購入するよう指値を入れて対応しています。(2月は早速1日に購入することになってしまいまして…)