今日は日本株 - 弁護士ドットコム
本日の東京市場は先週末のNY市場が堅調だった割には小幅下落で始まりました。米政府機関の閉鎖も一時的に回避されもう少し元気に動くかと思いましたが、結局小幅反落で終わりました。相変わらず不安定要素満載、かつ、決算シーズンなので致し方ないといったところでしょうか。
さて、本日は弁護士ドットコム (6027) の決算発表がありました。弁護士ドットコムは2005年に創業された会社で弁護士向け営業支援や一般会員向け法律相談サイトを運営しています。日本には珍しいと思われるリーガルテック銘柄で電子契約サービスのクラウドサインも展開しています。2014年の上場以降株価は3倍ほどになっています。
特に昨年は良く上げて、2,000円弱で始まり一時5,000円をうかがうほどの高値をつけたこともありました。世界景気に影響を受けず、かつ、伸び盛りのテック銘柄ということで私もちょこちょこ手を出して昨年は4勝0負と運良く勝ち越しさせてもらいました。
今日は2019年3月期の第3四半期決算の発表でした。第3四半期の売上は2,241百万円ということで前年同期比33.5%増と順調にトップラインを伸ばしています。トップラインが順調に伸びている間は比較的安心して見ていられる銘柄と思っています。営業利益は前年同期比で12.2%減と減少していますが、まだまだ投資していかなくてはいけない時期ですから致し方ないでしょう。進捗率ですが、売上高は72.3%、営業利益は68.9%とやや寂しい感じです。
良い意味でも悪い意味でも驚くような決算発表では無かったので、明日の東京市場がどう反応するかを良く見ておきたいところですが、改めて、売上高の伸びが順調の間はあまり心配する必要無いと感じています。今年の方針は、そこそこ上がったら早めに利益確定をすることなので欲張らずに利確のタイミングを図りたいと思います。
因みに、弁護士ドットコムは、一般の有料会員から会費をとるモデルと、弁護士さんから会費をとって広告掲載をさせるモデルとがあります。このうち、弁護士さんの有料会員数は約4,000人ということです。日本の弁護士さんの総数は4万人くらいだと思いますので約10%の弁護士さんが有料会員になっていることになります。ちょっと驚きです。
また、税理士ドットコムというサイトも運営していてこちらも順調に伸びているようです。税理士ドットコムの方はマッチング手数料を取るモデルのようです。税理士さんの数は全国で約8万人くらいだと思いますので、こちらの市場規模も無視できないような気がします。弁護士ドットコムとのモデルの違いやその理由などこれから勉強していきたいと思います。別の士業としては弁理士さんもいますが、全国の弁理士さんの数は約1万人くらいでしょうか。こちらに関するサービスはまだ検討されていないようです。
弁護士ドットコムといえば、電子契約サービスのクラウドサインも面白いのですが、長くなりすぎるので別の機会に書いてみたいと思います。
最後に、今日のSUMCOも引き続き堅調で1.97%の上昇で終わりました。明日には信越化学の決算発表がありますので関連銘柄として楽しみにしています。NYではキャタピラーの決算発表もありますね。
それでは、楽しみなことが色々ありますので、明日も頑張って行きましょう。